■作業導線
家事導線
~意外と動きは日々同じ!?~
人それぞれ生活の仕方は違うもので、仕事をメインにされている方、家事をメインにされている方、自営業で自宅で過ごす時間が多い方など、様々な生活スタイルが人の数だけあります。でも、起きて服を来る、ご飯を食べる、寝る、歯磨きやトイレ、お風呂に入るといった基本的な事をみんなそれぞれにしていて、行う作業や歩く導線は意外にも日々同じだったりするのかもしれませんね。
普段の生活の「流れ」と 特に、まだ小さなお子様がおられるご家庭や共働きのお母さんにとっては、一日に占める家事の時間を効率よくかつ気持ちよく行なえることは、大切なことだと思います。 |
1)ママ設計士自邸から学んだ導線術。
☝導線上には荷物がたまる?!
☝収納は通り道にあってこそ?
【①ママ導線】設計士NAGAOKAの自邸で最も行き来が多いルート(上図参照)。
順序:キッチン ↔ 洗濯機 ↔ 洗面所
設計士N:「一日に何度通ることでしょう・・・(笑)」
【②子ども導線】子ども達の最も行き来が多いルート(上図参照)。
順序:手洗い ↔ ランドセル ↔ ダイニングテーブル
設計士N:「勉強机を兼用しているダイニングテーブルと、ランドセルの置き場を何度も行き来します。何度も(笑)」
親も子供も行ったり来たり・・・。そんな日々で気付いた事。
◎ひとは「戻る」という動作を嫌がる
◎ひとは「便利な」ところに物を置く
家の中で最も モノがたまる場所は? |
リフォーム前
自宅を持って七年。物が最もたまる場所を検証してみました。(水色の部分)
NO.1 洗濯機の横
NO.2 ママコーナー
だという事が判明!(上図参照)すぐ隣に大きなWICがあるにも関わらず、洗濯機の横に服が溜まります。気付けば、親も子供も良く行き来する導線上にこの”モノ溜まりエリア”が存在していたのです(!)
「4,5歩歩けばWICがあるのに、このチョットがつい億劫に…」家事に奮闘するお母さん方、そんな風に思うコトありませんか。
実生活から得た収納術。 最適なWICの場所は? |
◎「通り道」=「便利なエリア」
◎「人が通る線上に収納場所がある」=「ウォークインスルー収納」
リフォーム後
自邸もリフォームをして問題点を改善しました。キッチンからWICへ行く導線を確保すると、WICを通る頻度がバツグンにあがります。これからWICの活用度が断然変わると思います。
2)小さなお子様がいる家の便利導線。
☝服は誰が管理する?!
☝ママの近くに「WIC」を。
”WICを制するものは家事を制す”と言っても過言ではない程、特に小さなお子様がおられるご家庭のお母さんにとって、最も近くに欲しい物は「WIC」だったりします。
よく着替えるんですね、子どもって(笑)。その度、二階のWICへ上がったり、別の部屋へ移動したり、気付けば「面倒だな…」なんて思うことも少なくありません。
リビングに子供用のタンスを置かれているご家庭も少なくありませんが、まだ子どもが自分で服を管理できるまでの間は、お母さんが管理します。
各部屋にクローゼットがあるのも便利ですが、リビングと同じフロアーにファミリークローゼットがあるとその便利さに納得がいきます。
子どもって本当に 自由ですね(笑) |
子どもの心理的な動き。
☝勉強机はダイニングテーブル?
☝スタディコーナーの最適な居場所とは?
想像していた標準のスタディコーナー
「リビング学習」という言葉をよく耳にします。こちらも(上図参照)リビングの一角にスタディコーナーを設けています(赤丸)。しかし、実際には子ども達はスタディコーナーを使わないようです(笑)。その理由がこちらです…
実際に子どもが勉強しているスタディコーナー
スタディーコーナーを使わない理由
①奥行きが狭い:
勉強を始めると案外広いスペースが必要です。(散らかってますね、何かと^^;)しっかりとした奥行きがあると良いのですが、少ないと子どもも自然と広いダイニングテーブルを使い始めます。
②お母さんが視界に入らない:
個室を欲しがらない=お母さんの傍にいたい。という子どもの心があります。中学生までの小さな子どもは特にいつもお母さんに話を聞いて欲しい、見ていて貰いたいと思っています。
その為、お母さんから離れたスタディーコーナーから自然と離れ、自然とお母さんのいるダイニングテーブルに寄ってきます。
studyコーナーの最適な場所は ココでした |
スタディーコーナーを活かす術
☝お母さんの導線上に組み込む。
☝文具収納はダイニング近くに。
お母さんが行き来する導線上に、スタディーコーナーを組み込んだ計画です(上図参照)。何かとすることが多いお母さん。いくら子ども達も一緒にいたいといっても、そう簡単にはいきませんね(笑)
導線上にスタディーコーナーがあると、お母さんの行き来する風だけで安心感が得られます。また、設計士nagaokaの自邸と同様に、ダイニングテーブルをスタディーコーナーにする場合、夕飯の配膳が出来ずかえってお母さんのストレスになることも少なくありません。
そこで夕飯の時間にはサッと!片付けが可能な棚が近くにあるとストレスも自然と減ってきます。文房具も子どもたちが自分で片づけられる癖を日常から養えて一石二鳥ですね^^)
設計士がお話お伺いします 意外と日頃の自分自身の動きが客観的にわかったりもして、驚きと笑いが起こったりするのもこの瞬間ですね。 「日々、自分はどんな導線・流れ・リズムで自分は動いているのだろう・・・」家づくりを考えておられる方は、一度、日常生活を見つめてみるのもひとつかもしれませんね。ワンスターの設計士とお話して客観的にお家の分析をしてみませんか。一緒に最適&快適導線を取り入れたリノベーションや新築住宅を築いていくお手伝いをさせて頂きます。 |
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