【自然素材の外壁】そとん壁とは？特徴・メリット・デメリットについて
こんにちは～。
現在、京都で新築中の注文住宅の現場では、昨日から「外壁の上塗り」が進んでいます。
今回採用されたのは、”自然素材”の「そとん壁」です。『初めて聞いた』という方、『名前は聞いたことがある～』という方、あるいは『うちの家はそとん壁だよ！』という方も、それぞれいらっしゃるでしょうか。
「そとん壁」とは、自然素材を活かした高性能な外壁材として知られています。今回は、その「そとん壁」の特徴やメリット・デメリットについてシェアしたいと思います♪
そとん壁とは？自然素材「シラス」を使った外壁材
(※現場で採用している商品）
そとん壁は、火山から生まれた自然素材「シラス」を使用した外壁材です。（※シラスは九州南部の火山で形成された堆積物で、非常に丈夫で長持ちする特徴があります。）
そとん壁の主な特徴
✔ 独特の質感と風合いがあり、経年変化によって味わいが深まる
✔ 自然な雰囲気が感じられ、ナチュラルなデザインに最適
といわれるだけあって、確かに、現場の施工状況や仕上げを見ても自然の風合いを感じます♪
そとん壁のメリット｜耐久性・メンテナンス性に優れる
「そとん壁」には、他の外壁材にはないさまざまなメリットがあります。
① 丈夫で長持ち！紫外線や雨風に強い
自然素材の火山灰シラスを主成分とする「そとん壁」は、紫外線や風雨に強く、劣化しにくいのが特徴です。
長期間にわたって美しさを保つことができます。
② 快適な住環境を実現！湿気をコントロール
シラスは多孔質構造（※細孔が非常に多く空いている材料）をしており、湿気を吸収・放出する調湿効果があります。
これにより、外壁の結露を防ぎ、カビやコケの発生を抑制する効果が期待できます。
③ メンテナンスが簡単！セルフクリーニング効果
そとん壁は、色あせしにくく、再塗装の必要が少ないのが特徴です。
また、雨水が汚れを自然に洗い流してくれるセルフクリーニング効果もあります。
④ デザイン性が高い！左官仕上げならではの美しさ
職人さんによる左官仕上げのため、独特の温かみのあるデザインが楽しめます。
シンプルモダンな住宅から和風住宅まで、さまざまなスタイルにマッチします。
そとん壁のデメリット｜施工費用や手間はかかる？
多くのメリットがあるそとん壁ですが、いくつかのデメリットもあります。
① 初期費用が高め
そとん壁は、一般的なサイディングと比べると施工コストが高くなる傾向があります。
ただし、長期的なメンテナンスコストを考えると、結果的にお得になる場合もあります。
② 施工には専門技術が必要
そとん壁は左官職人による施工が必要なため、施工できる職人が限られています。
工務店（塗装）選びの際には、そとん壁の施工実績などについても確認する事も重要なひとつです。
③ 仕上がりに個体差がある
左官仕上げのため、模様や色ムラに若干の個体差が出ることがあります。
しかし、これが手仕事ならではの「味わい深い仕上がり」につながります。
まとめ｜そとん壁は「自然素材×高耐久」の理想の外壁
そとん壁は、耐久性・調湿性・デザイン性に優れた自然素材の外壁材です。
初期費用や施工の専門性は考慮する必要がありますが、長期的に見るとメンテナンスが楽で、経年変化を楽しめる外壁として魅力的な選択肢になります。
「自然素材の外壁で、美しさと快適さを両立したい！」
そんな方には、「そとん壁」も選択肢のひとつとして入れられてはいかがでしょうか。
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