先日お引渡ししました枚方のK様邸のリノベーションについて私が工夫したことや、感じたことをブログにしたいと思います。
一番最初にご相談に来ていただいたときは、リノベーションにするか解体して新築するか悩んでいるとのご相談でした。
現地調査をする前までは築40年と伺っていたので、どちらの方向性もあるなと思っていましたが、
現地で玄関に入った瞬間!!これはリノベーションしたら面白そうと感じました。
北側ですが、すごく優しい光が差していて、真壁と木製階段が今の住宅では表せないぐらい素敵な既存住宅でした。
奥様とお話していると、耐震が一番と言うより、木の温もりとか、古いものを活かしてとか、手作りとか造作とか・・、
そういったひと手間加えられたものがお好きな奥様でして、すごく共感できるものがありました。
なんとかこの空間を保ちながら、住みやすい家にしたい!と思ったのがリノベーションのきっかけです。
まずは、家の主となるプランニングです!
■既存図面・・・ごくごくよくある間取りです。
■改装図面・・・コンセプトは「土間と繋がる家」です。
植物や生物・そと遊びが好きなお子さんと土間を囲みながら生活したい!と言う思いから考えたプランです。
完工事例はHPのフォトギャラリーを見て頂ければと思いますが、
今回は、主要構造の柱を残し、耐震性を高めながら、動きやすい家事導線を作った間取りを中心にご紹介したいと思います。
OENSTARではお客様のご要望であっても、むやみに既存の耐力を撤去してオシャレだけを追求するリノベーションはやっていなくて、
むしろ耐震性を高めながら、必要な空間を工夫して作っていくプランニング力を強みにしています。
木造にはどうしても大切な柱がたくさんあります。
そのため、鉄骨造に比べると思った間取りが出来ないケースも多々あります。
今回もたくさんある部屋の間仕切りをどう取るか!が一番ネックになってきました。
今回のポイントは既存間取りの赤□と青□で囲んでいる部分の柱を表しにして生かすことに!
柱を利用してダイニングテーブルを造作しました。
◎ダイニング廻りを既存の写真で見ていきます(#^^#)
改装後はこちらです↓
◎リビングの既存の写真
改装後はこちらです↓
壁の中に入っていた柱が見えています(#^^#)
雰囲気あって素敵になりました。
もともと表しとして作られていないので、背割りがあったり、トゲトゲがあったり、、
ペーパーを掛けるのに結構手間かかりました ((´∀`))ケラケラ
最初にここに現場調査に来て、奥様とお話した時から、リビングは北側だと思っていました。
と言いますのも、南側は建物すぐ横に2m以上の擁壁があります。その変わり、北側は高台になっていて枚方の景色が一望できます。
通常は日当たりの良い南をリビングにすることが多いですが、この周辺条件と、北側の吹き抜けからの優しい光の差し込み方でリビングの位置を決めていました。
陽が差し込む南側はランドリーコーナーにと。洗面所と洗濯機を分離して配置することにしました。
窓も通風シャッターにして洗濯物干しに抜群の部屋です。
ランドリーコーナーの反対側の本棚の上に見える光から、相当明るい部屋であることも分かります。
また、広がる土間!を作るために階段の上り方を逆にし、ストリップ階段の下も土間として有効に使用できるように配置しました。
洗面脱衣室は幅が1200しかなく、結構狭めですが洗面台の鏡を壁面に大きくとって、景色を移すことにより狭さを感じさせないようにしていますが、
完成後、この効果は改めて実感しています(#^^#)奥行きが出て、通常よりも広く感じます。
リノベーションは既存の住まいが水平垂直ではもちをんありません。
でも新たにつくる壁や床は水平垂直に作っていきます。そのため、高さが端と端で変わってくることもしばしば。
今回も床高さレベルに結構違い出来たため、ポーチを1段作り段差解消をすることにしました。
ポーチは既存のアプローチに馴染ませて、敷地内にころがっている大き目の石で土止めをすることに!
そして記念としてご家族でビー玉を埋めることになりました。
お引渡しの日
あいにくの曇り空でした。
ちなみに既存外観はこちら↓
でも室内は・・・↓
電気は付けいないのに明るい!!
この光は晴れでも、曇りでも、春夏秋冬関係なく年中同じ優しい光。
敷地は南側が良し!とされてますが、
北側でも間取り次第でとっても快適に過ごせますよ。
~ 人生は有限だから ~
大切な家族と過ごす時間を
楽しく快適に長く暮らせるお家づくり。
「どのくらいの予算でどんなリノベーションができるの?」「こんなお家に暮らしたい」というあなたのお気持ちを、お聞かせ下さい(^^♪
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