現在進行中現場では室内の壁の仕上がりは、構造用合板になっています。
本来は下地材として使用する構造用合板ですが、この武骨な仕上がりが良く仕上げ材としても使用可能です。
たた、構造用合板にはJASマーク表示が印字されています。この印字があることで、
構造用合板であること、ホルムアルデヒドの放散等級がF★★★★であること、厚み、サイズがわかるようになっています。
一般的には貼る向きは印字がさかさまにならないように貼るようですが、今回はそうすると印字が同じ向きにそろってしまうのが気になります。
大工さんのセンスでバラバラになるようランダムにはってもらいました(^^♪
この印字をバラバラにするというのが簡単ではなく、合板や下地材には貼る向きというのがあり、それを揃えて貼ると大体の立ち(垂直)はそろってくるようなのですが、ひっくり返したりすることで少しの狂いが発生するようです。それを見ながら貼り分けていってもらっています(^^)
合板の継ぎ目は少しだけ目地を設けて底目地仕上げにしています。
本来、壁と床材の間には巾木を入れるのですが、構造用合板のところは巾木のない仕上げとしています。
ただ、施工上、上下どちらかには隙間を調整をするために見切り材が必要になるため、廻り縁は設置します。
壁は構造用合板となるだけでも部屋の大きなアクセントになります(^^)
構造用合板だから、仕上げ材がなくてコストダウンになるというイメージがあります。
確かにクロス仕上げの面積は全体を貼るよりも少なくて済むのですが、構造用合板を貼る手間は、普段より時間がかかります。
仕上げ物のため目地幅を揃えたり、高さを揃えたり、印字をバラバラにしたり。
石膏ボードを貼るよりも慎重になるため、手間のかかる仕事です。ただコストカットができるからという理由にはならないようでした(^^;
見た目はカッコいいのでまた採用したいなと思っています(^^)
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