8月初旬、お天気にも恵まれて、K様邸の地鎮祭が行われました。
K様、これから約半年間、どうぞ宜しくお願い致します。
過去に何度か地鎮祭には参加させていただきましたが、地鎮祭のことを知っているようでも詳しく調べたことが無いなと思い少し調べてみました。
地鎮祭とは、新しく建物を建設する前に行い、そこで安心安全に暮らしていくことが出来るよう願う儀式です。
新しくその土地に建設し、そこに住むことを土地の神様に報告します。その土地を守っている神様に土地を利用する許可取る意味、そして工事の安全を祈る意味もあります。
ご家族皆様での思い出にもなりますので、新築工事の際は地鎮祭をされる方がほとんどですね!
こちらが、地鎮祭の祭壇です。
正面の祭壇、左側には盛土があります。
夏場は猛暑の日が多い為、このようにテントと椅子を設置させていただいております。
テントの真ん中から奥は神様の世界となります。
祭壇に備えてあるお供え物も決まっており、お米、お酒、海の幸、野の幸、塩、野菜、水です。
施工店からも献酒をお供えさせていただいています。
(儀式が終わるとこちらはお施主様にてお持ち帰り頂いております。)
地鎮祭の儀式の流れにも1つずつ名前が決まっています。
1.修祓の儀(参列者・お供え物を祓い清める儀)
2.降神の儀(土地の神様をお迎えする儀)
3.献賤の儀(神様にお供え物を食べて頂く儀)
4.祝詞奏上(工事の安全と、家の繁栄を祈る旨の祝詞を奏上する)
5.四方祓いの儀(土地の四隅をお祓い清める)
6.地鎮
7.玉串奉奠(神様に玉串を奉り拝礼する)
8.撤饌(お供え物を下げる)
9.昇神(神様をもとの御座所に送る儀)
10.直会(お供えものの新酒を頂く)
このような流れになっています。
難しい言葉ばかりでピンときませんよね、、。
基本的には神主様が進めてくれるのですが、お施主様にも参加して頂く項目がいくつかあります。
6地鎮祭のメインイベントでもある地鎮です。細かく分けると、
鎌入れの儀、鍬入れの儀、鎮物、鋤取りの儀とまた難しい言葉が並びます、、、。
まず鎌入れの儀は設計者が行います。盛土に建てられた、草の葉を刈り取り、整地をするという意味があります。
次に鎌入れの儀。こちらは施工者が行い、基礎工事をするために、土を掘る動作をして盛砂を鎌で掘ります。
その堀ったところに鎮物を埋納します。鎮物とは、土地を鎮める意味があるようです。
次に鋤取りの儀。こちらはお施主様にして頂きます。
鎮物に砂をかけて、鎮物を埋めることを意味します。
K様にもお子様と一緒に参加していだきました(^^)
鎌、鍬、鋤には、それぞれ天、地、人の神様を意味し、それぞれの神様にお願いするという意味になります。
このようにたくさんの儀を経て土地の神様にお許しを頂きます。
ひとつずつ丁寧に進めていくことで、工事の安全と家内繁栄を祈願しています。
現在ワンスターでも新築工事を進めさせていただいていますので、是非地鎮祭の際にこんな意味だったな~と思いだしていただけますと幸いです。