【畳・自然とともに暮らす夫婦の家】RC壁式構造の一戸建て
京都市北区
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鉄筋コンクリートの壁式構造の住宅のリフォームを施工しました。
壁式構造とは、柱・梁の骨組みではなく、「壁」という面で建物を支える構造形式です。
一般的なRC造は骨組みのみ残すと、大空間が確保できるのが魅力ですが壁式構造の場合はそうはいきません。
間仕切り壁は建物を支える需要な役割をしているため、間取りは既存を生かして、室内の使い方を変更しました。
内部だけでなく、外部も同様大きく改装することはできないため、サッシ・玄関ドアの交換・外壁屋根の塗装にてイメージを一新しました。
重要文化財の周辺に位置するため、外観色は落ち着いた色合いでのコーディネートです。
玄関廻りのみ少しアクセントにグレージュカラーを選んでいます。。
もとの間取りでは階段下を利用し、廊下から少し下がった位置にトイレが配置されていましたが、段差なくトイレに行けるように間取りを変更しました。
階段との天井高さの兼ね合いで、背面はカウンターを設け小物棚とし、便器の位置を手前になるように工夫して天井高さを確保しました。
洗面台は集成材で造作し、ホワイトに塗装しました。
ボウル下はオープンでワゴンなどで使いやすいようアレンジ可能です。
右側はタオル等収納できるように固定棚になっています。
普段使いするボトルやスプレーを置くために鏡横に棚を作り付けしました。
鏡上のFIX窓のおかげで日中の明るさを確保できます。
キッチンはもともと壁付け型のL型キッチンでしたが、
W1800のコンパクトなキッチンを採用し、対面キッチンに変更しました。
ご夫婦お二人での生活のためキッチン前カウンターで並んで食事が出来るようにカウンターテーブルを配置しました。
キッチン背面は家電置き場を造作しました。
キッチンのダークカラーと合わせてウォールナットカラーに塗装をしました。
電源の配線を通すことが出来るように壁から少しすかして脚をつけています。
普段使いの食器は上の小物棚に片付け、見せる収納としています。
キッチンはリクシルのシエラを採用。
空間を広くみせるために吊り戸はなくし、小ぶりなペンダントライトを2灯配置しました。
リビングとダイニングの間には緑を飾ったりできるような小物棚を配置。
ダークトーンの床材やカウンターでカッコいいコーディネートになっていますが、お手持ちのイスはオークカラーとのことで、小物棚の色はあえてクリア塗装とし、イスとの調和を考えて塗装色を決定しました。
リビングの奥には小上がりのタタミコーナーを造作しました。
ダークな雰囲気から一転、
黄色のゾウさんクロスで可愛い雰囲気に。
畳は和紙畳のダークグレーを選びました。
かっこい雰囲気にアクセントクロスでかわいらしい部分を足したコーディネートです。
タタミコーナーの一角には収納を設けています。
リビングの雑多収納として利用したり、たたみでゴロゴロする際のお布団などの収納も可能です。
小上がりのタタミコーナーの下は収納として利用できるようになっています。
普段使いはしないけど、大きくてかさばるものって意外とたくさんありますよね。
お客さん用座布団、季節ものの家電機器、ラグ、季節の小物飾り、、、などなど。
タタミをめくり、合板をパカっとあげるとタタミ下スペース全面が収納空間になっています。
下の合板は持ち上げやすいように指掛け用の穴をあけて工夫しました。
小上がりのタタミコーナーの高さは、ダイニングイスと同じくらいの高さを設定しており、ダイニングテーブルを置いて、小上がりに腰かけて使用しやすい高さになっています。
座布団を敷きタタミに腰かけ、ダイニングテーブルで食事するというお店のお座敷のように使うことが出来ます。
タタミコーナーの一角にはTV台も造作しています。
カッコいい×かわいいのバランスを考え、カウンターの色はホワイトに塗装をしました。
タタミコーナーからリビングの方向をみるとお庭があります。
道路からは見えない位置にあるため、視線や車なども気にせずにお孫さんとも遊べます★
階段の踊り場にはルーフバルコニーへの勝手口があります。
ルーフバルコニーへの通路の足元にはFIX窓があります。
こちらが洗面所に差し込んでいた窓です。
階段ホールにはおしゃれなペンダント照明を支給していただきました。
当初の間取りでは2階にも洗面台がありましたが、その配管を利用し、洗濯機を2階に配置しました。
ルーフバルコニーで干したり、2階のフリースペースに設けた室内物干しコーナーで干したりし、乾いたら両サイドのハンガー掛けに直して片付け完了です。
2階の奥は寝室があります。
建物の裏の山の緑が窓からきれいに見えています。
額縁にように見えるように窓は一枚ガラスになる内倒し窓を採用しています。
額の雰囲気に合わせ、サッシ色・窓枠色をブラックにしています。
寝室にある窓はあえて型ガラス・透明ガラスの組み合わせにしています。
正面からみると、隣家の窓と位置が重なってしまうため、重なるほうは型ガラスにしています。
階段は絨毯の貼替をしています。
柔らかいふみ心地で、靴下で滑る心配もありません。
自然豊かな土地柄をいかした戸建てリフォーム工事の完成です。
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