【キッチンカウンターがBarになる家】お家飲みで夜のひととき
京都市伏見区コト―ハイツ
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今回のマンションリノベーションのきっかけは、長女さんの部屋(プライバシー確保も含め)を作ってあげたいというお施主様からご相談を頂いた事でした。
二人のお子様の部屋を最小限で確保しつつ、家族団欒の場であるLDKも今までよりも広い快適な空間にする!そんなリノベーションを実現しました。
オシャレなキッチンカウンターが映えるメインのLDK。
シンプル&スタイリッシュな格好いい仕上がりに。奥様念願の対面キッチン(既存は壁付けでした)は、キッチンカウンターにする事で、ダイニングテーブルとしても使えます。
壁面側にはソファーも置ける広々リビングの誕生です。
お酒が好きなご夫婦にとっては、夜のカウンターバーとしても楽しんで頂けそうです(*^^*)
どうしても広さに限りが伴うマンションのスペース。空間を最大限に活かすべく、キッチンとカップボードとの距離も狭すぎない寸法を取っています。
「カップボードの上部は、高くて手が届かないからあんまり使用してないんです…」というお声をよく頂きます。
折角ある収納を活かせないのは勿体ない!そこで、ワンスターでは吊り戸の取付高さを下げることで、普段からしっかりと収納できる便利カップボードを施工しています。
155センチのスタッフ野元でもラクラク使えます(*^^*)
カップボードの両サイドに設置したのは同じ幅のパントリー。
カウンターから近い距離の為、パントリーだけでなく雑多収納としても幅広く活用可能です。
奥に見えるパントリー。棚は可動式の為、調味料や電化製品の高さによって自由に高さ調整が出来ます。
キッチンの手元を照らすのはこちらのペンダント照明。
天井取付の照明以外にも、様々な照明を使いインテリアにもこだわります。
くつろぎエリアのLDK照明は、実に4種類の組み合わせ!①ダウンライト②ダクトレール③ペンダント④間接照明をベストな数、配置、種類で計画していきます。
ダイニングテーブルも兼ねている大きなカウンターは、下部にブラケット補強をしています。
縦ラインが表に出ないよう、下地段階からブラケットを仕込む工夫を施しています。
カップボード上部の高さを下げる事で生まれた天井のデッドスペース。
間接照明を入れる事でキッチンの印象がガラリと変化。梁と間接照明部分が室内アクセントになるよう木目でデザインコーディネートしています。他の梁は触らず、あえてこの部分のみに施工をしています。
(視点を変えて)
中央奥に見える廊下からLDKへの入口建具は、スタイリッシュな引戸を採用しました。空間の広がりを感じて頂けるでしょうか。
スタイリッシュな透明の引き戸。
擦りガラス調やパネル調はよく見かけますが、透明アクリルタイプを採用されたお施主様。奥行きが現れ視覚的にも更に広く感じられますね。お施主様のセンスが光っています(*^-^*)
「家にいながらカフェにいるような気分?」(*^-^*)
【※引き戸対策】
ドアと比較すると気密性が下がる引き戸。隙間風を出来る限り無くすため、予め間に隙間テープを仕込み対策をしています。
玄関床にはヴィンテージ風のフロアータイルを張りました。
お施主様のセンスが光ります。
玄関から中を見てみると…一番奥のお庭まで見通すことが出来ます。マンションとは思えない抜群の開放感です!
LDKへの透明アクリル引き戸を開けてみました。戸を閉めていても、まるで開けているのと変わらない程の空間の広がりを感じることが出来るのだと、改めて感じます。
こちらはLDK入口手前横に設けた可動式棚です。シューズクローゼットとして使用して頂けます。扉を閉めると白のシンプルな空間になじんでいます。
玄関からLDKへ戻ってきました(*^^*)
写真左手に見える淡いブラウン系のキッチンタイル。ダークブラウンのカウンターや梁に合わせてカラーコーディネートしました。シンプルなキッチンにちょっと遊び心を持たせてくれるタイルは、お部屋のアクセントにもなりますね。
(写真右手)バルコニー側に二つの個室を造りました。
壁と同色の白いドアを開け放つとLDKとの一体感が生まれます。上吊りタイプの引き戸がバリアフリーを可能にしてくれます。
左の部屋が今回新たに創った娘さんのお部屋。たっぷりと光も入る明るいお部屋が生まれました。
これからたくさんの洋服やバックなど、色々な物を収納できるように大きめのクローゼットも設置しています。
個室右側はご夫婦の寝室です。
寝室にあるエアコンはリビングにも届くよう、ドアは二枚の引込戸にしています。普段はオープンに、来客時には閉めて容易に用途を変更可能にしました。
個室の扉を全オープンすると更に明るく開放的な空間に。部屋の隅まで光とエアコンが届く設計です。
引き戸は下レールの無い上吊りタイプを採用。
レールの代わりに振れ止めピンで固定可能としたシンプル設計です。
(寝室からキッチンの眺め)
木目を施した大きな梁も、アクセントとして締まった印象を出す役目を持っているため、どうしても感じてしまいがちな梁の重たさや邪魔な印象を与えないのがコーディネートの妙でもありますね。
(長女さんの部屋からリビングの眺め)
見る角度、方向によって新しく生まれ変わったLDKの印象を楽しむことができそうです。
ネット基地や電話置場はリビング片隅の可動式棚にスッキリ収納。飾る雑貨によって自由に高さ調整が可能です。どんな物をコーディネートしようか、そんな楽しみも日々を新鮮に暮らすポイントのひとつかもしれません。
棚の最上段に確保したネット基地。
どのご家庭にもあると言ってもいい程のWi-Fi設備。ワンスターではこちらのコーナーは基本的に最初の段階から計画し、引越し時に快適に過ごして頂けるように工夫しています。
上部のネット基地から隠蔽配管を使用し、下部の電話へ接続。
こちらも、電話を設置されるご家庭様には計画当初から仕込んで設計ご提案しています。
棚の奥に見えるインパクト大のアクセントクロスは…!??
個性的なファミリークローゼット!
ご夫婦と長男さんの衣装部屋にと、長男さんの個室とリビングの間に配置設計しています。正面扉の先には長男さんのお部屋が続きます。
白と黒の抽象柄。
普段は洋服や上着で隠れてしまうWICのクロスは、無難なものを選ぶことも少なくないコーナー。しかし、アクセントクロスを貼る事で、意外にも気分があがることを実感できるのがクロスの力であり、魅力だと感じます。
WICの扉を開け放ち、長男さんのお部屋からLDKを眺めると…。
湿気によるカビでお困りだったM様邸にとって、必要だったのはこの導線でした。人の往来とともに風も動く。
マンションでよく頂く問題点「カビ」の発生を少しでも抑える工夫を、”間取り計画”の導線設計で実現しました。
新しくなったユニットバスは、ブラウンカラーで大人コーディネート。夜は、ゆっくりとバスタイムを満喫できますように。
浴室とは変わり、ナチュラルな印象のトイレ空間。グリーンクロスをサイドに貼り、落ち着いた印象を演出しています。
最後はこちらの洗面所です。
長持ちを考慮し、既製品+可愛いブラックタイルの組合せで「見せる洗面台」に仕上げました。タモの集成材で造作したサイドの棚が白✖黒のシンプルな印象を少しやわらかくしてくれています。
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今回のリノベーション。
お施主様の抜群なセンスの元、とても素敵な空間に仕上がりました。
お子さま達に個室ができ、ご夫婦でお酒が楽しめるキッチンカウンター、そして家族みんながゆっくりくつろげるリビング空間が出来上がりました。
限りあるマンションスペースの中で、家族みんなが快適に暮らせる「空間・導線作り」のお手伝いをさせて頂けた事、そして喜んでいただけた事が、私たちにとっても最高の励みであり喜びになりました。
M様、本当に有り難うございました。